濡れて滑りやすいお風呂場は事故が多い場所。だから利用者の状態に応じた福祉用具の選び方が大切になります。
浴室への出入り、洗い場での立ち座り、浴槽内での座位姿勢など、購入前の事前チェックが必要です。
介護用風呂椅子を選ぶときには、利用者の状態や浴室の環境、介助の有無などによって、選ぶポイントが違います。
そこで、以下をチェックしておきましょう。
利用者の身体状況をチェック
日常生活での動きをもとにチェックしましょう。
- 背もたれのないイスで座位姿勢が保てるか(座った時に体が傾かずに座っていられるか
- 椅子からの立ち上がりや移動が1人で行えるか
- 立ち上がりやすい椅子の高さはどのくらいか
- 椅子に座る際に「ドスン」と腰かけないか
浴室環境をチェック
「風呂椅子を置くスペースはあるか」が重要なポイントになります。
- 浴室ドアのタイプ(特に開き戸の場合、脱衣所と浴室とどちら側に開くか)
- 浴室ドアを開いた時の横幅(浴室の中まで車いすなどで移動する場合、ドアの内側まで移動できるか)
- 洗い場の広さ(利用者と介助者の位置でバスチェアの大きさを選ぶため)
介助のチェック
利用者のQOLを下げずに安全に介助できるかを確認します。
- 利用者の体が横に倒れる場合は、イスを置く場所を想定し、イスの横に立ってみる
- バスチェアから浴槽に移動する導線の確認
- 利用者がバスチェアに座り、介助者が体を洗ってあげる場合、介助者の手が利用者の体のすみずみまで届くか
- 利用者が浴槽に浸かる場合、立ち上がりがスムーズに行えるか
以上をチェックしたところで、次にバスチェアの種類をみていきましょう。
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2022/12/16 04:30更新
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